2009年9月24日木曜日

ルポ戦後縦断


梶山季之著 岩波現代文庫 文芸124
2007年9月発行 本体1000円

「トップ屋は見た」というサブタイトルがついています。トップ屋なんていう言葉は聞いたことはあっても、使ったことがありません。Macの辞書で調べてみると、フリーランスライターってなっていますが、もっとおどろおどろしい印象の言葉のような感じがします。今上天皇が皇太子だった頃の皇太子妃のスクープ、王子製紙スト、赤線廃止、産業スパイ、財閥解体などなど、ほとんどみんな私の生まれる前の話題で、文藝春秋・中央公論・週刊文春などに掲載された記事から選んでありました。雑誌に載っていた文章だから読みやすいし、ささっと短時間で読めました。

この中では、ブラジルの勝ち組・負け組の騒動にユダヤ人や日本人が勝ち組から金銭をだまし取る詐欺が絡んでいたっていう話が、全くの初耳で、驚きです。でも、これってホントにあったことなのか、著者の創作なのか、どっちなんでしょってくらい怪しい印象のお話し。日本に来ている日系ブラジル人の人たちなら知っているんでしょうか。

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