2009年3月25日水曜日

伊予小松藩会所日記


増川宏一著 集英社新書0100D
2001年7月発行 本体660円

伊予小松藩は1630年代から明治維新まで続いた一万石の小藩です。小松藩の家老が職務していたのが会所で、家老やその他の役人が毎日記録していた日記が1716年から1866年の分まで残っていて、その記事の中からあれこれ面白そうなエピソードが紹介されています。藩が借金に追われている様子や、藩札の発行、参勤交代、相対死(心中)や盗難などの犯罪への対処、凶作への対応、そして最後は戊辰戦争従軍までが取りあげられています。気軽に読める本でした。

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