2008年6月12日木曜日

トウモロコシの雄花


通りがかりの畑でみかけるとうもろこしが人の背丈くらいになってきました。同じ時期に植えられたとうもろこしでも、かなり大きさに差があります。そして、早いものでは、そろそろ花が咲き始めています。ただ、見られる花は雄花ばかりで、毛の生えた雌花の方はちっとも見かけませんでした。これまで何年も見てきた花なのに、注意してみることがなかったので気付いたことがなかったのですが、とうもろこしは、同じ株では雌花より雄花の方がずっと早く咲くようです。

トウモロコシはイネ科だし、イネと同じように花自体は目立たないので、風媒花らしく思われます。なので、株のてっぺんの方に雄花があるのは、花粉が風で飛ばされやすくするためなのでしょう。

そして、こんな風に雄花と雌花の咲く時期がずれている理由はと言うと、きっと自家受粉を避けるためなのでしょうね。ただ、こんな風にぜんぜん雌花が咲いてない時期の雄花って、何の役にも立ってないような。なんとなく、我が身を振り返ってしまいそう。

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