2008年5月18日日曜日

テスコム TK4000

これまで存在すら気にかけたことがなかったフードプロセッサなのですが、急に欲しくなってしまいました。近くのビックカメラでいくつか比較してみましたが、おろし刃・みじん切り刃・スライス刃など複数の種類の刃がついていて、容器がガラス製で、値段もお手軽ということで、このTK4000を購入しました。

まずは大根おろし。酸っぱいものが好きなので、たっぷりの大根おろしにタバスコ少量とお酢をどばどばかけて食したりなどします。でも、年のせいか大根おろすと腕が疲れるなと感じてしまうようになり、以前より大根おろしを食べる機会が減っていました。

そこでフードプロセッサの登場です。手でおろす時は皮をむいた大根をそのままおろし金にあててもいいのですが、フードプロセッサの上蓋には挿入口があるので、そこに入れられる程度の大きさに大根を縦割りします。そして押し込むと、あっというまにおろせます。

大根を一本おろすとしても、楽々です。手でおろした大根と多少食感はちがいますが、私的には特に気になりません。また、手でおろした時も大根の手でつまんでいる部分はおろせない訳ですが、フードプロセッサを使うとおろせない部分がかなり大きめなのが、短所でしょうか。でも、おろせなかった部分も食べられますから、あまり問題ではないと感じました。

次に、餃子。基本的に野菜たっぷり、というか野菜だけの餃子をつくるので、包丁だと刻むのが結構たいへんでした。フードプロセッサをつかうと私が包丁で刻むよりももっと細かくしてくれます。この点には感激。

ただ、ニラでも白菜でもそのままではうまく処理してくれないので、ガラスの容器に入る大きさにまで事前に包丁で切る必要があります。ただ、これは適当に小さくすればいいので、大した手間ではありません。

ちょっと面倒に感じるのは一回ごとに処理できる量がそれほど多くはないことです。白菜半分を刻むにも数回に分ける必要があります。業務用ではない家庭用の道具なので、どこのメーカの製品でもこの点はやむを得ないのかも知れません。

野菜たっぷり餃子は、塩をして水を絞らないとぐちゃぐちゃになってしまいがちです。その点、フードプロセッサで切り刻んだ野菜は私が包丁で刻んだものより細かいので、塩しておいた後に水を絞りやすい感じでした。


この機械で改善してほしい点を挙げるとしたら、上蓋のこの写真では右側の部分でしょうか。これは上蓋を下側からみた様子ですが、おろし用の挿入口と上蓋の外周との間に隙間があります。この隙間は狭くて、私だと小指も入らないくらいです。でも、ここは処理している野菜がはさまることがあります。また、洗う際のこともありますから、できれば指が入る程度に広く設計した方が良かったのではないでしょうか。

私の場合、肉を買ってきて食べることがほとんどないし、生クリームをホイップすることもおそらく今後まずないと思うので、野菜を処理する用途にだけつかうことになりそうです。野菜の処理だと刃に繊維が絡まることはあっても、脂が付着することはないので、使った後に洗うのはラクでした。ただ、webを見てると、あの食肉偽装事件に触発されて、自分で挽肉をつくる目的でフードプロセッサを買う人もいるようです。脂ギトギトの刃や容器を洗うのはすこし手間かもですね。

テスコムってほとんど聞いたことのないメーカだったのですが、納得の使い心地でした。税込み7980円のお値段を考えても、満足できる道具だと思います。これからも頻繁につかうことになりそうです。


 < 古いページ   新しいページ

0 件のコメント: